2008年12月23日火曜日

温州ミカンで、脱!メタボ

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アサヒ・コムの記事を再度取り上げ、引用する。
タイトルは、「温州ミカンで、脱!メタボ」である。
リンクを張っておきましたので、チェックしてみることをお勧め致します。
「食」と「ダイエット」の関係に属する分野になると思います。
参考になれば幸いです。。。

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〇温州ミカンで、脱!メタボ

独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所(以下、果樹研)、国立長寿医療センター研究所、浜松市三ケ日町が2003年から合同で行っている栄養疫学調査で、温州ミカンに多く含まれる成分、「β-クリプトキサンチン」に、メタボ予防の効果があることがわかった。

果樹研など三者は、三ケ日町の住民約1000人を対象に、血液中に含まれるβ-クリプトキサンチンの濃度が高いグループ(ミカンをよく食べる人たち)と、濃度が低いグループ(ミカンをあまり食べない人たち)で、メタボとの関連を調査。その結果、ミカンをあまり食べない喫煙者と、ミカンをよく食べる喫煙者の比較では、ミカンをあまり食べないグループのメタボの危険度が6倍に。ミカンをあまり食べない喫煙者と、ミカンをよく食べる非喫煙者では、危険度が4倍になっていたという。

β-クリプトキサンチンは、ニンジンなどの緑黄色野菜に多い「β-カロテン」、トマトに含まれることで知られている「リコピン」などと同じ「カロテノイド」という色素成分のひとつで、強い抗酸化力を持つ。オレンジ、グレープフルーツ、レモンなどにもごく微量のβ-クリプトキサンチンが含まれているが、温州ミカンには特に多く含まれていることがわかっている。

果樹研では、今回のメタボに関する調査のほか、骨密度の低下や肝機能障害、動脈硬化などの予防にも、β-クリプトキサンチンをはじめとするカロテノイドが有効な働きをするとして、調査研究を継続している。

β-クリプトキサンチンについては、1998年に、農水省・果樹試験場(当時、現在の果樹研)と京都府立医科大学などの研究グループが、発がんの抑制に大きな効果があるとの研究結果を発表している。それまで、β-カロテンに発がん抑制作用があることは広く知られていたが、ネズミを使用した動物実験で、β-クリプトキサンチンはβ-カロテンの5倍の発がん抑効果が認められた。

また、医療用計測器製造会社の(株)アークレイも、京都大大学院農学研究科の河田照雄教授、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所の矢野昌充先生と共同で、β-クリプトキサンチンの機能性に関する研究を行っており、これまでに、肥満、糖尿病の改善や、コレステロール値を下げる効果があるとの結果を発表している。
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◇温州ミカンの主な栄養成分(可食部100gあたり)

エネルギー45kcal / 水分87.2g / たんぱく質0.5g / 脂質0.1g / 炭水化物11.9g / 灰分0.3g / カリウム130mg / カルシウム17mg / ビタミンAクリプトキサンチン1900μg / β-カロテン当量1000μg / レチノール当量87μg / ビタミンB20.04mg / ビタミンC35mg / 食物繊維0.7g
(※食品成分データベースより)
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〇旬の温州ミカンを1日1~2個召しあがれ

この時期は、ちょうど、温州ミカンがおいしい季節です。その温州ミカンに、メタボ予防や発がん抑制などの効果があるという研究結果やニュースは朗報ですね。温州ミカンに含まれるβ-クリプトキサンチンは抗酸化力がきわめて強く、アンチエイジング効果などにも期待がもたれています。

また、温州ミカンには、そのほかにも、ビタミンCが豊富で風邪の予防に、クエン酸などの有機酸の効果で疲労回復に、食物繊維の働きで腸の調子を整えるなどの作用もあります。ミカンの果肉を包んでいる薄い皮を「じょうのう膜」といいますが、この部分と、そのまわりについている白い筋に食物繊維が多く含まれているため、白い筋もじょうのう膜も取り除かずにそのまま食べることをおすすめします。

ただ、メタボ解消のために、「これからしばらくは温州ミカンでダイエット!」などと極端な行動はとらないようにしてください。ダイエットで大切なのは、無理せず、一生続けること。特定のものだけを摂取するようなダイエットはそもそも続きませんし、栄養バランスが崩れてかえって体調が悪くなることもあります。旬の時期に1日1~2個程度の温州ミカンを食べるとよいのではないでしょうか。
(管理栄養士 宗像 伸子)

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監修者プロフィール
宗像 伸子(むなかた・のぶこ)
(有)ヘルスプランニング・ムナカタ主宰。女子栄養短期大学専攻科卒、管理栄養士。

山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務。帝国クリニック栄養コンサルタントや、三井住友銀行大手町健康開発センター栄養コンサルタントなども務める。栄養改善、栄養指導などの功績が認められ、平成6年度(財)国民栄養協会の「有本邦太郎賞」を受賞。現在も正しい食生活のあり方を中心に、それぞれのニーズに合わせて全国各地で講演活動を行っている。
主な著書に、『メタボリック症候群は野菜パワーで治す』(講談社)、『健康でいるための栄養のとり方』(小学館)、『メタボリックシンドロームを食事で解消!』(グラフ社)など多数。
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By A.S. on 21 Dec., 2008

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